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多分、本年の邦画No.1確定です。一瞬たりとも、気が抜けない話に、これ以上ないはまり役のキャスト。原作は未読ですが、かなりの満足度と思います。


やはり、話を一番盛り上げたのは、主演・松たか子さんの存在でしょう。オープニングの淡々と、衝撃的な『告白』を喋り続ける不気味さ。初めは真面目に取り合っていなかったクソガキ共(あえてこう言わせてもらいます)も、やがてその雰囲気に呑まれ、思いもよらない恐怖に叩き落とされる。それは同時に、観客にも訪れる恐怖であり、そこから何が起こるのかと惹き付ける最高のオープニングだったと思います。
中盤は姿はないものの、その存在感はずっと付きまとって消えない。
レストランでの小さなエピソードから、救いのない慟哭。一体何が正しくて、何が間違いか。きっと、誰にも選べないと思います。


脇も良く固められてました。木村佳乃さんのモンペな母親(思う以上にはまり役でした。主演の松さんがいなければ、一番インパクトを残せてたかもしれない)に、岡田将生くんのKY教師(ホントにウザい奴だったのに、退場シーンは哀れに見えた。ある意味、一番のとばっちりは彼だったのだろうと思う)、メインの三人の生徒達も良かったです。てか、橋本愛嬢がめさ美少女!西井幸人くんも将来有望そうw


そして、やはり中島監督の手腕が凄いね。一歩間違えれば、とんでも作品になるものを、監督独特の演出によってギリギリのラインでエンターテイメントに仕上げられてます。てゆーか、相変わらず不幸な女を撮るのが上手いな。後、原色使いの派手な演出のイメージが強かったので、今回の抑えた色味は意外でした。けど、うまくまとめてるし、お陰で前述の慟哭のシーンが映えてたと思います。ラストのVFXの使い方もうまかったな!
ハリウッドのリメイクオファーが来てるとかだったけど、納得すると同時に、あちらじゃ絶対この雰囲気は出せないだろうなと思います。


後味は、けしていいとは言えない復讐劇。でも、一体何がいけなかったのか、答えは誰にも出せない気がする……


まだまだ語り足りてないけど、あたしの文章力じゃこれが限界だわ(苦笑)百聞は一見にしかず。少しでも興味のある方は、是非劇場にです!





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