某一部の方々にとりましては、重要な意味を持つこの並び(笑)妙に嬉しくなるんだよね~、この並びを見ると。
そんな感じに、プチシゲ水祭り☆本祭は今月末ですよ♪(解る人だけ解って下さい)
そんな感じに、プチシゲ水祭り☆本祭は今月末ですよ♪(解る人だけ解って下さい)
「な、欲しいモンあらへん?」
「は?」
だから欲しいものだと、シゲが繰り返す。
視線をシゲへと向けると、妙にニコニコとした笑顔で、こちらを見ていた。そんな顔のシゲを見ていると、正直なところ、胡散臭い。今までの経験から、どうせろくな事考えていないと感じてしまうのだ。
しばらくの間、ジッとシゲを見つめてみる。どこか、疚しいところがないか、見つからないかと。
「……ないよ」
長いようで短い、沈黙。シゲの表情は変わらない。ただ真っ直ぐに、俺の答えを待っている。いつもと変わらない、胡散臭い笑顔の『フリ』をして。
いつもと変わらない笑みの奥で、薄い色の瞳が、笑っていない。
息が、詰まりそうだと、思った。喘ぐように、空気を求める。この喉の奥に詰まった言葉を、飲み下す為に。
「お前から、欲しいものなんて……何も、ない」
その笑みの歪むさまを思い、ツキリと、心臓が痛んだ。だけど、そんな事しか、俺には言えない。
言えないんだ。
多分、俺はシゲの望む答えを、知っていた。
きっと、シゲは俺の言えない願いに、気づいてる。
そして、俺も、シゲも、解っていた。
バカバカしい程些細な筈なのに、けして、叶う事はないのだと……
「……お前、ズルい」
「うん。そやな」
ゴメンと呟きながら、ようやく、シゲの笑みに苦さが混じる。
でも、と言い差して、シゲの声は途切れた。代わり伸ばされた指先が、俺の輪郭をなぞった。
頼りないその感覚が、唯一、俺達を繋ぐものと、錯覚する。
「なぁ」
「……」
「欲しいもの、ないんか」
「……」
「……」
「……ない、よ」
「ホンマ、に?」
深く、頷いて。そのまま、シゲを見る事は、できなかった。
何も欲しがりたくは、なかったから……───
next→11/30
久しぶりに書いたから、何かムチャクチャやね(-_-;)突発ゆえに、矛盾とかはご容赦して(苦笑)
「は?」
だから欲しいものだと、シゲが繰り返す。
視線をシゲへと向けると、妙にニコニコとした笑顔で、こちらを見ていた。そんな顔のシゲを見ていると、正直なところ、胡散臭い。今までの経験から、どうせろくな事考えていないと感じてしまうのだ。
しばらくの間、ジッとシゲを見つめてみる。どこか、疚しいところがないか、見つからないかと。
「……ないよ」
長いようで短い、沈黙。シゲの表情は変わらない。ただ真っ直ぐに、俺の答えを待っている。いつもと変わらない、胡散臭い笑顔の『フリ』をして。
いつもと変わらない笑みの奥で、薄い色の瞳が、笑っていない。
息が、詰まりそうだと、思った。喘ぐように、空気を求める。この喉の奥に詰まった言葉を、飲み下す為に。
「お前から、欲しいものなんて……何も、ない」
その笑みの歪むさまを思い、ツキリと、心臓が痛んだ。だけど、そんな事しか、俺には言えない。
言えないんだ。
多分、俺はシゲの望む答えを、知っていた。
きっと、シゲは俺の言えない願いに、気づいてる。
そして、俺も、シゲも、解っていた。
バカバカしい程些細な筈なのに、けして、叶う事はないのだと……
「……お前、ズルい」
「うん。そやな」
ゴメンと呟きながら、ようやく、シゲの笑みに苦さが混じる。
でも、と言い差して、シゲの声は途切れた。代わり伸ばされた指先が、俺の輪郭をなぞった。
頼りないその感覚が、唯一、俺達を繋ぐものと、錯覚する。
「なぁ」
「……」
「欲しいもの、ないんか」
「……」
「……」
「……ない、よ」
「ホンマ、に?」
深く、頷いて。そのまま、シゲを見る事は、できなかった。
何も欲しがりたくは、なかったから……───
next→11/30
久しぶりに書いたから、何かムチャクチャやね(-_-;)突発ゆえに、矛盾とかはご容赦して(苦笑)
PR
この記事にコメントする