『ザ・ライト エクソシストの真実』

エクソシストの話というよりは、苦悩する青年の成長記っていった感じでしたね。


前半は、論理的な青年とスピリチュアルな老エクソシストのやりとりが興味深かったです。まぁ、よくある構図っちゃあ構図だけど^^;
後半がちょっとB級っぽくなったのが残念。しかし、どうしてもあの手の演出はうそ臭くなっちゃうんだよなぁ……シンプルにしたら地味だし(前半はそんな感じ)、派手にしたら作り物くさいしで、さじ加減が難しいっすね。
しかし、主人公のトラウマがイマイチよく理解できなかった……


一番、観所だったのは、アンソニー・ホプキンスの怪演！青年を諭しながらも、自身の無力さに打ちひしがれて、取り込まれていく様に引き込まれました。さすがだよなぁ。

『エンジェル・ウォーズ』

作品自体はヴァネッサが出てるから製作の段階から知ってたけど、内容的に日本公開はないかなぁと思ってたら、まさかの全国公開wそれでもどーするかなぁって感じだったのですが、予告を観てる内にテンション上がってしまいましたwww


上っ面だけ見ると、オタ好みの話(美少女５人組が自由を求めて闘う)っぽいですが、実は結構深いです。最後は何とも言えないやりきれなさが残ります。


(若干ネタバレを含みます)


主人公は精神病院に連れてこられるんだけど、そこでのセラピーの言葉から自分が来たのは娼館だと空想。そして、そこから逃げ出す為のアイテムを手に入れるために事を起こすとき、さらなる空想の世界で激しいバトルを繰り返す。
単純に観ると、何じゃこりゃな展開ですが、とあるレビューブログを見て目から鱗が落ちました。
空想の世界に行くのは現実で起こる嫌な事から目を背ける為。つまり、更なる深みに行くのは現実で最も忌むべき事が行われている。更なる深みに行く時、主人公は空想の世界で誰をも魅了するダンスを見せている。自分の『身体』でターゲットの『男』を魅了するということを、現実返すと……成る程、更なる深みが激しいバトルである筈です。彼女達が闘うクリーチャーは現実の男達なのかと、とても府に落ちました。


それを踏まえていくと、最後で泣き叫ぶ彼女の担当医の感情がよりリアルに感じられました。ある意味、不器用な純愛とも取れるね。
唯一逃げ出した彼女の行く末も不透明。果たして、本当に彼女は逃げ出せたのか？空想ではないのか？


見た目はトンデモ作品ですが、少し目線をずらすとその深さにびっくりさせられます。


もちろん、予告で見た通りのVFXの迫力あるバトルシーンも観応えあります！可憐な美少女達が、セクシー衣装で大暴れwww眼福です(*´Д｀*)
惜しむべきは、吹替版しか公開なかったことか。字幕で観たかったよぉぉぉぉぉ！

『ガリバー旅行記』

全体的に小ネタが多くて、小さくまとまった印象。もうちょいはっちゃけても良かったんじゃないかなぁ。しかし、子どもは好きそうな感じではあったかな。


観ながらふと、有名過ぎる原作を読んだことあったっけ？と考え込んでしまいました(==; 何か、ガリバーが張りつけで運ばれてるところの絵しか思い出せない…でも、巨人の国ネタは覚えがあるしで、謎でした(^^;
そんな感じなんで、どこまで原作沿いかはよく解らず。まぁ、いろんな映画のパロを盛り込んであったみたいだから、あんまり沿ってないんだろうなw


展開自体は解りやすいけど、ところどころ説明不足を感じる点がチラホラ……深くを考えなきゃ気になんないかなぁ？
後、JB以外のキャラはちょっと印象薄いかも……サイズの違いのせいか？(笑)

『高校デビュー』

展開的にはほぼ原作沿いだけど、よりコミカルにした印象。そのせいか、原作より年齢層下の方が楽しめそうな感じでしたね。前半はテンポ良くいってる感じだけど、後半がちょっとネタに走り過ぎな感があったかなぁ。


この手のものにはつきものだけど、脇の話がどうしても甘くなるのが残念。麻美と史也のくだり、あれじゃ意味が半減してるしね。ライバルのエピは削っても良かったんじゃないと思うぞ^^;真巳ちゃんの出番が少ないのも残念だったわ。


とりあえず、申し訳ないが個人的には主人公がミスキャストだったです==;もう少し、ボーイッシュな感じのイメージなんだよね。後、舌足らずなしゃべりもちょっと……頑張ってるのは解るんだけどね。
一番の目的である溝端くんは、予告で観たときから思ってた通り、原作のヨウのイメージに近かったです。原作より男っぽい感じだけどね。しかし、土手で小首傾げて小さく手を振るシーンのかわいらしさは犯罪級でしたｗｗｗ後、麻美役の逢沢りなちゃんの再現率半端ねーｗ麻美のそのものだったわ。


ま、溝端くんのイケメンっぷりを堪能して、ゆるく笑って観れる作品だったと思いますｗ

『漫才ギャング』

急遽観ることにしたのですが、まぁ普通に面白かったです。誰が観ても楽しめるんじゃないかな。


やはり、本職が監督してるだけあり、『笑い』のネタやテンポの良さは絶妙だったかと。芸人さんもいっぱい出てたみたいだし……うん、そう。TV殆ど見ない人だから、芸人さんよく解んないんだよね(=∀=; ネタやってくれてるの解るんだけど、TV的ノリみたいのにはついてけなかったやorz
龍平が変わるエピソードに関してはうまくまとめてると思うのですが、飛夫がちょっと弱い。ってゆーか、最初のキャラ付けがいまいちハッキリしてないから、どう変わったかが伝わりにくいとこがあったかなぁ。


佐藤隆太くんは、やっぱり一生懸命なキャラが似合うね。漫才までそつなく演じていた印象。後、石原さとみ嬢がかわゆかった(´∀｀*)個人的には、金子ノブアキくんをもうちょっと映してもらいたかったナ。