『崖の上のポニョ』

劇場を出る際、後ろからくる女の子達が「おもしろかったね」と言い合っているのをビミョーな気分で聞いてたあたしは、純粋さが足りないみたいです。


いや、おもろくなかった訳ではないのよ。よくできてたとは思う。思うけど……


話の流れ自体には、悪くないです。だけど、ところどころでひっかかる。半端なままの事象や突っ込まずにはいられない表現。まぁ、大半の事は演出だからと納得したり、ちょっと考えればどうにか自分なりの解釈はえられるんだけど、ただ一つ、宗介に対する周囲の態度だけは、最後まで釈然としませんでした。


宗介、5歳だよね？多少しっかりとした設定とは言え、5歳なんだよね？置き去りにされたり、リサを探す姿に頑張れと言われたり。『しっかりしてる』と言う設定だけじゃ、とてもじゃないけど、違和感しか残りませんでした。


個人的に、どうしても、そこがネックとなって、単純におもしろいとは言えませんでした orz


とは言え、映像の素晴らしさはさすがの一言でしたね。俳優さん達の演技も、思ったより苦にならなかったし。後、ポニョはホントにかわいらしかった！半魚人スタイルを除けば(笑)


最後に、宗介の船には、ちょっと乗ってみたかったかもです(笑)

『スカイ・クロラ』

監督よりも、原作者目当てで観に行った少数派です(笑)森博嗣先生、大好きです☆このシリーズは読んでないけど(ヲイ)


3Dとアニメ部分の落差がちょっと見辛かったかなぁ……3D部分が緻密だからこそ、アニメ部分の平坦さがね。計算されての事かもしれませんが、どうにも違和感が残りました。



話の方ですが、基本的に不親切(苦笑)用語や設定を把握するのに、ちょっと戸惑うかも。肝心部分は語られず、観てる側がそれぞれの解釈ができます。
ユーイチとスイトの関係は切ないですね。惹かれ合いながらも、どこか突き放したところのあるスイト。そんなスイトを放っては置けないユーイチ。エンドロール後のシーンまで観ると、それは余計に強くなる。でも、だからこそ、変われる日を信じたくなります。


この禁煙ブームな世の中で、登場人物の見事なまでの喫煙率。まぁ、森先生の話はどれも喫煙率高いけどね(笑)


近年のブームに漏れず、本作もメインキャラクターは俳優さんを起用しているのが、惜しいあたりです。淡々とした作品だから違和感は少ないですが、棒になりがちな演技はやはり、惜しいですね。その中で、谷原章介氏は声・演技共にハマり役だったかと思います。後は、加瀬亮くんが思いの外少年声でびっくりしました(笑)

『クライマーズ・ハイ』

渋声好きなのですが、堤真一さんの声はめっさ好きです(笑)この声が聞けるだけで、満足度は高いです☆後、境雅人くんの声も、色っぽくていいねぇ(アホ)


日航機墜落事件のパートだけならば、パーフェクトに近い出来だと思います。編集部の喧騒や緊迫感、つかの間の休息など緩急よく話が進んで行きます。が、それ以外のパートがどうにも中途半端。


主人公と取り巻く人々との関係が、いまいち描写不足。特に、社長との関係は何がなんなんだか理解できぬままに終わってしまったよ……それから、途中で入って来る現在パートも不要だったかも。話のテンポが折れるんだよね。思い切って、冒頭とラストだけに絞った方がまとまりがよかったかもね。


とは言え、メインパートはホントによかったです。エキストラまで全てオーディションしたというだけあり、端まで演技が行き届いてました。メインクラスは言わずもがなです。個人的には、遠藤憲一さんがよかった。主人公・悠木と言い争った後、サポートに回る辺りに、ブンヤ魂を見せられましたよ。

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』

総じて見れば、面白かったですよ。けどやはり、あのオチには苦笑いですね(苦笑)


あのテーマ曲にハリソン・フォードの姿が覗けば、否応なしにテンションは上がってしまいますね！えぇ、インディ・ジョーンズ大好きさ☆テレビのロードショーでやる度にかぶりつきでした(笑)


期待を裏切る事なく、インディ・ジョーンズらしい展開だったとは思います。めまぐるしく展開と派手なアクション、合間にお約束的なウィットに富んだ会話。観ながら、インディだなぁと思えましたね～ 大掛かりなアクションは迫力があります。ちょっとした映画なら、見せ場に使われるようなシーンが冒頭から連発。てか、むしろ連発し過ぎ(苦笑)


まぁ、大概の事は『インディ・ジョーンズたし』で納得できるのですが、それを持ってしても、今回のオチは……驚いたとしか言えない。しかしながら、微妙な気分は引きずるものの、ラストの小憎らしい演出は好きでしたね。やっぱり『彼』じゃなきゃね☆


てか、ハリソン・フォードは初めは老けたなぁって印象だったのに、終盤付近では昔とほぼ変わらなく見えて来るから不思議です(笑)後、スピルバーグはどんだけシャイアくんがお気に入りなんだか(笑)起用率の高さにびっくりさ。トランスフォーマー辺りじゃ大して興味なかったですが、段々と愛着湧いてかわいく見えてきたよ(笑)

『奇跡のシンフォニー』

ツッコミどころ満載で、むしろ清々しいくらいのご都合主義でした(苦笑)


冒頭はなかなか良かったんですがね。まぁ、多少おいおいな点はあっても、目をつむれる範囲でした。が、主人公・エヴァンが施設を抜け出したあたりから……え？それはありなのって感じですよ。


とりあえず、エヴァンが音楽に惹かれるのは良しとしよう。しかしだ。初めて触るギターを弾きこなし、音符を教えてもらった途端に楽譜を書き散らす時点で無理があるよ(T∀T)その上、ジュリアードって……それより、ストリートのあたりを掘り下げた方が見応えあったかも。あの黒人の男の子(名前忘れた/…)との友情とか、元締(名前ry)との関係とか。


後、父親との関係がちょっと弱く感じました。存在知らなかったんだからかもしんないけど、もう一捻り欲しかったかなぁ……


細かい事を気にせずに観れば、それなりに楽しめるかな？てか、CMの印象は忘れるべき！


観賞後。無性に押尾コータローのギターが聴きたくなりました(笑)ほら、超絶技巧のギタリストだからね☆