『探偵はBARにいる』

有能だけど癖のある探偵が、美女に振り回される。独自のポリシーがあり、馴染みのバーや決まったメニューばかり食べる喫茶店(その気がないのに店員にモーションかけられる)などなど。これでもか！ってくらいに押しつけられる『探偵像』にちょっと食傷気味(^^;


原作未読です。


話的にも目新しさのない、王道展開でしたね。つまらなくはないけど、物足りないかなぁ。つか、個人的にあの父親のエピは理由付けが甘く感じたんだけどなぁ……だったら、初めからそうするだろうと。他にも、ん？と感じるところがちょこちょこ。まぁ、つっこみだしたら話が始まらないだけどw


最近、すっかり癖のある悪役がハマリになりつつある高嶋さんが、今回もキモくやってくれました※誉め言葉。後、松田くんも得意のマイペースなキャラでかわいいwww小雪さんは、美しいです！で、エンドロールで名前のあった吉高ちゃんがどこにいたかを真剣に考えちまったよw


で、シリーズ化するのかな？やりやすい設定ではあるけどね～ どうなる。

『モールス』（『ぼくのエリ、２００歳』）

やばいです。一ヶ月前ですorz


ちょっと趣向を変えて、リメイク元との対比で。立て続けに観たんでね、一ヶ月前に……


基本的なストーリーはどちらも変わりません。母子家庭でいじめられっ子の主人公の隣の部屋に、謎めいた美少女とその保護者が引っ越してくるところから話は始まる。ただ、演出で随分と印象は違います。
『ぼくエリ』はゴシックホラーちっくで、『モールス』はよりエンタメ性を強めた感じ。個人的には『ぼくエリ』の方がメインの二人がより純粋に感じました。より純粋にお互いを必要とした感じ。『モールス』は純粋な初恋って感じかな。


二人をつなげたのは『孤独』。でも、それは似ているようで全く違うもの。幼い純粋さで飛び出したオスカーは、いつかそれに気づくのかな？てか、オスカーのその後が気になるあたりです。『モールス』ではちょっと暗示させるようなワンカットもあるけどね。結局、『彼』も永遠の少女を愛してたのかなぁ。病院のシーンは、何とも言えない悲しさがあります。



どちらも秀作ですが、よりわかりやすいのは『モールス』かと。でも、オスカーの繊細さは『ぼくエリ』の方が上かｗ『ぼくエリ』のオスカー役の子は美少女みたいですｗま、どちらにしろ、切ないよ(TT)

『神様のカルテ』

久しぶりのあおいちゃん、可愛すぎてどうしようです(*´Д｀*)この嫁くれ！←


個人的には、今一つ物足りない。何つーか、浅いんだよなぁ……エピソードとして魅せようとしてるいくつかが、どれも同じくらいの盛り上がりで、結果的に印象に薄い感じなっちゃってる的な。解りやすい展開だからこそ、メリハリが欲しいところです。


俳優陣はうまい人ばっか集めたよね～ 加賀まりこさんは久しぶりにこんな役を観た気がするけど、ソツのない演じっぷり。改めて、うまい女優さんだなぁと。池脇ちゃんは、最近好サポートの助演が多いな。柄本さんの安定感は、ホントスゴいわw








最後に。
おばちゃんパーマはどうよ？(^^;

『LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語』

ありそうでなかった作品だよね。何の山も落ちもないけど、『生きてる』なぁって感じる作品。多くの短い動画をいくつも繋ぎあわせてるだけなのに、パワーが凄いよ。


当然だけど、特別にインパクトのあるものはある。
立ち会い出産ぶっ倒れるダンナさんw屠殺。靴磨き少年。50周年老夫婦のお祝いパーティのスピーチ(仲良いw)。戦地？のダンナとスカイプする夫婦。ジョニっぽいなと思った人が案の定カムアウトw 怖いものはなくなったと言う旦那の表情。
日本から唯一のエントリーは、プロのカメラマンらしく、映像の撮り方が面白いw内容は、あぁ日本だなぁと思ったよ。雑多で、でもどこかキッチリとしてて。


元気になれる一作です。

『日輪の遺産』

俳優陣には文句ないのですが、肝心の中盤が薄くてなぁ……というか、テンポが悪いのかな？焦点がボヤけて見えるのもあるかな。少佐の苦悩と少女達の運命と。
何か、良い演技があればあるだけ、物足りなさが出てくるんだよなぁ……


訴えるテーマも解るし、悲劇性も感じるけど、どうも上っ面に見えてしまうんだよなぁ。邦画の戦争ものは全般的に感じる事なんだけどさ。そんな綺麗事じゃないんじゃない？って感じ。何なんだろうなぁ～


前述の通り、俳優陣には文句ないのです！主演の境雅人さんを始め、熱演だったと思います。唯一、難を言えば、中村獅童氏と森迫永依ちゃんが夫婦は無理がありすぎる(^^; 犯罪にしか見えないよ……短いシーンだけど、もう少し大人な人を使おうよ(^^;
後は、毎度のことながら、八千草さんが可愛らしい(*´ω｀*)福士くんはカッコよかったよ～